大気中の細菌が気象に影響?〜高度3万フィートにも存在

 高度約3万フィートの大気中にもバクテリア(細菌)や菌類が存在し、気象に影響を与えているかもしれないという調査報告書が、米科学アカデミー紀要で発表された。

 ロサンゼルス・タイムズによると、ジョージア工科大の大気学者アタナシアス・ネネス氏らは2010年に、それまで調査対象にされることがなかった浮遊微生物の実態を把握するため、ハリケーン「アール(Earl)」と「カール(Karl)」の発生前後に航空宇宙局(NASA)の航空機に搭乗。カリブ海と大西洋の米東海岸寄りを中心に夜間飛行を行い、高度約3万フィートの上部対流圏から浮遊物をフィルターで採取した。

 研究チームは、バクテリアの種類を… 続きを読む

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