デロイト、ブロックチェーン研究室をダブリンに開設へ 〜ソリューション開発に注力

 4大コンサルティ会社の一つであるデロイト(Deloitte)は、ブロックチェーン(blockchain)を使った革新的ソリューションを開発するための研究所をアイルランドのダブリンに開設する計画だ。
 
 ブロックチェーンとは、分散型台帳または分散型台帳通信網と言われる暗号化データ管理技術で、通信網上の情報を同期してオンライン経由での取り引き記録を安全に確保および保存できるようにする。仮想通貨ビットコインの土台になっている技術として知られる。
 
 デロイトの発表によると、同社は、「シリコン・ドックス(Silicon Docks)」と呼ばれるダブリン内の地区に新研究室を置く計画。シリコン・ドックスは、技術大手らのアイルランド支社が軒を連ねる技術企業密集区画。グーグルやフェイスブックもそこに事務所を構えている。
 
 ビジネス・インサイダー誌によると、デロイトのブロックチェーン研究所は、欧州と中東の金融会社向けのブロックチェーン・ソリューションの開発に特化する。デロイトのアイルランド本社から25人以上が新研究所に異動し、2017年末までには50人体制に拡大される見通し。
 
 デロイトでは、ほかの技術大手やコンサルティング大手らと同様に、ブロックチェーン技術を応用した取り引き処理方法がこれから拡散すると考えている。独自に開発したソリューション群を企業各社に提供することで、顧客企業のオンライン処理業務効率化と安全化を促進する。
 
 【http://www.businessinsider.com/deloitte-launches-blockchain-lab-in-dublin-for-emea-2017-1】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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