米長官、中国に自制要求 尖閣で「必要なことやる」

 【共同】パネッタ国防長官は6日、沖縄県・尖閣諸島周辺で中国海軍艦船が海上自衛隊の護衛艦に射撃管制用レーダーを照射したことに関連し、中国の習近平指導部に対し「領有権主張の果てに他国に脅威を与えるようなことはあってはならない」と述べ、自制を強く要求した。

 同時に、アジア太平洋地域の安全保障のため「米国、日本、韓国は必要な全てのことをやる。中国がこれを認識することが極めて重要になる」と中国をけん制した。

 オバマ政権は尖閣が日米安保条約の適用対象であることを繰り返し中国に伝えてきた。長官が公の場で中国に強い表現でくぎを刺した背景には、米政府の再三の警告を無視して中国軍が軍事衝突に至りかねない危険な行動を取ったことに対するいら立ちに加え、国防費削減で手足を縛られている状況下の焦りもある。

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