レーダー照射「正常行為」 中国軍関係者が正当化

 【共同】中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)が7日、別のメディアの報道として伝えたところによると、中国人民解放軍国防大学の張召忠教授は、東シナ海の公海上で中国海軍護衛艦が自らの安全を脅かす範囲に進入した艦艇に対して射撃管制用レーダーを照射するのは「正常な業務行為」で慣例に即していると述べ、海上自衛隊の護衛艦へのレーダー照射を正当化した。

 軍事戦略専門家の彭光謙少将は「釣魚島(尖閣諸島の中国名)から12カイリ以内の中国領海に入った外国艦艇に対する警告が無視された後に、レーダーを照射するのは主権を守る行為」との考えを示した。

 一方、中国浙江省の地元紙、銭江晩報(電子版)によると、中国社会科学院の軍事専門家は、長期にわたり日本の艦船が中国の艦隊の間に割り込んだり固定翼機などが中国艦船の50メートル上空を飛んだりしていると批判。

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