核燃料への転換再開 イラン、決議回避狙い

 【共同】イランが製造した濃縮度約20%のウランを核燃料に転換するための作業を再開したことが11日までに分かった。外交筋が明らかにした。3月初めの国際原子力機関(IAEA)定例理事会に向け、同国の核兵器開発疑惑に対する国際社会の懸念を和らげ、決議などを回避する思惑があるとみられる。

 外交筋によると、イランはイスファハンの核燃料製造工場で昨年末ごろ、転換作業を再開した。作業に使用したウランの量は不明。昨年11月のIAEA事務局長報告では、イランは同月10日まで40日余りの間、核燃料への転換作業を停止したと主張しており、外交筋の間では、濃縮ウランの備蓄が増え続け、核兵器転用の恐れが高まるとの懸念が出ていた。

 イランは13日にテヘランで、同国の核兵器開発疑惑の解明に向けた新たな検証の枠組みの導入を求めるIAEAと協議する予定。26日にはカザフスタンで、国連安全保障理事会の常任理事国にドイツを加えた6カ国と核協議を再開する。

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