ロシア、法王に賛辞 国交樹立など評価

 【共同】ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交担当)は12日、ローマ法王ベネディクト16世の退位表明を受け「2005年の法王就任以来、ロシアとバチカンの関係は極めて建設的な雰囲気の中で発展してきた」と記者団に話し、09年の両国国交樹立などの功績に賛辞を贈った。インタファクス通信が伝えた。

 補佐官は「ロシア指導部は、宗教間や文明間の対話における現法王の個人的貢献を高く評価している」と強調、後任の法王が同じ路線を引き継ぐことを望むと述べた。

 国交樹立に絡み、11世紀の東西教会分裂以来、対立してきたバチカンとロシア正教会の和解にも期待が高まっていた。

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