ユーロ圏GDP0.6%減 危機で3期連続マイナス

 【共同】欧州連合(EU)統計局が14日発表したユーロ圏(17カ国)の2012年10〜12月期の実質域内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は前期比0.6%減となり、7〜9月期の0.1%減から一段と落ち込んだ。

 欧州債務危機と各国が進める厳しい財政緊縮策が実体経済を圧迫し、3期連続のマイナス成長となった。ユーロ圏が深刻な景気後退から抜け出せずにいることが裏付けられた。

 各国別にみると、欧州経済をけん引するドイツが0.6%減となり、12年7〜9月期の0.2%増からマイナス成長に転落した。欧州各国によるドイツ製品の輸入が落ち込んだのが響いた。

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