レノン氏射殺犯の手紙売却　逮捕の元NY警官

　【共同】ビートルズのメンバーだったジョン・レノン氏を射殺したマーク・チャップマン受刑者（57）が、自分を逮捕した警官（その後退職）に宛てて書いた手紙を、元警官が競売会社を通じて売りに出したことが18日、分かった。AP通信などが伝えた。固定価格で7万5000ドル（約700万円）。

　APによると、ニューヨーク市警の警官だったスティーブン・スピロさん（66）は1980年12月、レノン氏を撃ったチャップマン容疑者を逮捕。83年1月になって、逮捕時に所持していた青春小説「ライ麦畑でつかまえて」を探してほしいなどと書かれた手紙を受け取った。タイプされ、本人のサインが入っている。

　動機に関する情報を得ようと、スピロさんは手紙に返信。何度か手紙を受け取ったが、やがて来なくなったという。スピロさんは手紙を保管していたが、健康を害し、治療費工面などのため、計4通の売却を決めた。

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