シリアの首都で爆発、53人死亡 与党本部周辺

 【共同】シリアの首都ダマスカス中心部にある与党バース党本部近くで21日、車爆弾が爆発し、国営テレビによると、少なくとも53人が死亡、200人以上が負傷した。

 国営シリア・アラブ通信は「テロリストによる爆発」と伝えた。同じころ、ダマスカスにある改修中の軍司令部周辺でも迫撃砲による爆発があった。いずれも反体制派による攻撃とみられる。治安が厳重なアサド政権の中枢でこれほどの被害が出るのはまれ。

 車爆弾が爆発した現場周辺にはロシア大使館や学校、病院、モスク(礼拝所)があり、地元テレビは現場から黒煙が上がる様子を放映した。

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