移動体通信の接続件数、世界人口超える

 携帯通信機器の利用者が急増しており、今年は世界の接続件数が世界人口を上回る見通しであることが、携帯電話業界団体GSMAのまとめで分かった。

 ワシントン・ポストによると、携帯電話に代表される移動体通信の接続件数は2012年の68億件から13年は74億件に増える見込み。現在の世界人口は約71億人で、増加の勢いは通信利用者よりはるかに弱い。

 通信利用者急増の理由の1つは、携帯端末を2つ以上持ち、通信網への接続手段を複数持つ人が増えているため。12年の世界の携帯電話契約者は32億人だが、携帯電話を2台持ったり、携帯電話とタブレット型通信端末を持つなど平均して1人2件以上の通信手段を持っている。

 移動体通信業界は、経済が世界的に低迷する中でも繁栄を続けており、新しい機器やアプリケーション、遠隔地などあらゆる市場にサービスを供給する方法などが次々と生み出されている。

 今後注目されるのは、携帯電話を使った決済システム。業界は長年これに取り組んできたが普及は遅く、問題を解決した者が何十億人もの顧客を獲得する機会を得るとみられている。

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