反体制派に物資供与検討 シリア情勢打開へ米政権

 【共同】ワシントン・ポスト(電子版)は27日、内戦の続くシリア情勢打開に向け、オバマ政権が防弾チョッキや装甲車両などの物資を反体制派に直接供与することを検討していると報じた。

 殺傷能力のある武器は提供しないものの、反体制派への直接支援に慎重だったオバマ政権にとっては大きな政策転換となる。同様の物資供与を検討している欧州連合(EU)と連携し、シリアのアサド政権に圧力をかける。

 停戦交渉の早期妥結は困難との判断が背景にあり、反体制派に軍事訓練を行うことも選択肢という。28日に反体制派支持の有志国がローマで開く「シリアの友人」会合で協議される見通し。

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