イランと2国間交渉の用意 ケリー国務長官、関係改善に意欲

 【共同】ケリー国務長官は27日、訪問先のパリで、カザフスタンで開かれたイラン核協議に関連し「米政府はイランと真剣な2国間交渉を行う用意がある」と強調、イランとの関係改善に意欲を示した。米国務省によると今回、両国の直接会談はなかった。

 ケリー氏はフランスのファビウス外相との共同記者会見で「イランには素晴らしい歴史があり、米社会に貢献しているイラン系米国人も多い」と称賛。「イランとのより良い関係に向けて動きたい。核問題の解決が第一歩となる」と述べた。

 オバマ政権は、国連安全保障理事会常任理事国など6カ国とイランとの協議の枠内で、直接交渉を行うことに積極姿勢を示している。

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