腫瘍転移で搬送か チャベス大統領

 【共同】がん闘病を続けているベネズエラの反米左翼チャベス大統領(58)について、スペイン紙ABC(電子版)は1日、左肺に転移した腫瘍で免疫が著しく低下し、家族と共に過ごすためカリブ海の島に搬送されたと伝えた。真偽は不明。

 チャベス氏をめぐっては死亡説も出るなど臆測が飛び交っている。政府は、同氏ががん手術後の肺感染症で話すことができず、首都の軍病院で「命を懸けて闘病中」と説明。詳しい容体は明らかになっていない。

 同紙は、昨年12月の手術時に確認できなかった腫瘍が左肺の下部に広がったと報道。担当医らは数日前、家族が付き添うことができる首都北方のオルチラ島にチャベス氏を搬送したとしている。手術を受けたキューバに近く、緊急対応が可能という。

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