国連の北朝鮮制裁 「核認めず」明確に 対応強化に限界も

 【共同】国連安全保障理事会が7日採択した北朝鮮制裁決議は、金融規制や前例のない外交官監視を盛り込み「国連による最も厳しい制裁」(米国のライス国連大使)となった。北朝鮮の友好国中国も米国との草案協議に加わり圧力強化で一致、核開発を決して認めない国際社会の意思を明確に示した。

 安保理決議に北朝鮮が反発してさらなる挑発を繰り返す連鎖を断てるかが注目されるが、経済制裁としては最高レベルまで締め付けたことにより安保理としての対応が限界に近づいた恐れもある。

 北朝鮮への安保理制裁に関し、常任理事国として拒否権を持つ中国とロシアは「民生に影響を与えず、核、ミサイル開発だけを阻止する」範囲内にとどめるべきだという立場にある。今後は安保理枠外での各国の個別制裁にシフトしていく可能性が出てこよう。

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