干ばつ対策へ初の国連会合 協力体制確立目指す
- 2013年3月9日
- 世界のニュース
【共同】深刻な干ばつ被害による水や食料の不足を防ぐため、国連加盟国が協議する閣僚級のハイレベル会合が11日からジュネーブで始まる。干ばつに関する国連の会合は初めて。国際的な観測・早期警戒システムを生かした協力体制の2020年までの確立を目指す。
近年ではロシアや米国、ブラジルなどで深刻な干ばつとなり、人的被害や穀物価格の高騰を招く事態が続発。アフリカでも砂漠化の進行で恒常的な干ばつ被害があり、国際的な「備え」が急務だ。
最終日の15日には宣言が採択される。宣言案は(1)事態の緊急性の認識共有(2)早期警戒システムや予報技術の活用(3)干ばつに強い体制づくり(4)先進国による途上国への支援-が柱。
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