解放へ「調整完了」 ゴラン国連要員

 【共同】国連は8日、シリアのゴラン高原で反体制派武装勢力に拘束された国連平和維持活動(PKO)部隊要員21人の解放で「全当事者間の調整が完了した」と明らかにした。夜間は危険なため、救出は現地の9日夜明け以後に実施予定としている。

 調整に参加した「全当事者」の範囲は明らかにされていない。PKO局広報官は、既に救出作戦実施チームが派遣されたと説明した。

 ラズースPKO局長(事務次長)によると、要員が拘束されている村がシリア内戦に伴う政府軍の激しい攻撃を受けており、国連は救出のためシリア政府に一時攻撃停止を求めるなど関係当事者と交渉を続けていた。

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