マークリー、新たなアイアースを投入

 マークリー・グループ(Markley Group)は、クラウド・サービス・スイートの新製品「マークリー・クラウド・サービシズ(MCS=Markley Cloud Services)を投入した。

 マークリーは、ボストン地区の共同入居型データ・センター・ハブの一つで敷地面積80万平方フィートのワン・サマー・ストリート(One Summer Street)の所有企業。

 マークリーの発表によると、ワン・サマーは通信サービス事業者(キャリヤー)独立型の共同入居型データ・センター・サービスやマネージド・サービスを提供しており、顧客にはボストン・レッド・ソックス(Boston Red Sox)やハーバード大学、マサチューセッツ工科大学がある。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、MCSはクラウド管理ソフトウェアを実装し、演算処理機能およびストレージ・サービスを一体化したアイアース(IaaS=Infrastructure as a Service)で、VMウェア(VMware)製品利用企業を対象に提供される。

 容量超過を防ぐために予備RAMとエンタープライズ級SAN基盤ストレージに対応したほか、顧客企業は仮想中央処理ユニット(vCPU=virtual central processing units)、メモリー、ストレージ、そして通信網を含む仮想マシンをオンデマンド方式で設定できる。

 また、利用企業はオンデマンド・クラウド環境で一時的な需要増に応じて機器を追加購入する必要なくアプリケーションを開発または稼働することが可能。

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