22年後に有罪取り消し 米男性を釈放

 【共同】ニューヨーク州の最高裁は21日、ユダヤ教のラビ(指導者)を射殺したとして殺人罪で約22年間服役した男性に対する有罪判決を取り消す決定を出した。男性は釈放された。米メディアが報じた。

 捜査に問題があったことや、生前に犯行を認めていた別の男の存在が判明したことが理由。

 事件はニューヨークで1990年2月に発生。宝石強盗に失敗した男が、現場近くで車で出掛けようとしていたラビを銃撃、車を奪って逃走した。捜査当局は失業中だったデービッド・ランタさん(58)を逮捕。物証は乏しかったが、目撃証言と状況証拠から禁錮37年6月の有罪判決が91年に下された。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る