原爆施設の公園化が再浮上 米議会に法案、昨年は否決

 【共同】米国が第2次大戦中に原爆を開発した「マンハッタン計画」関係施設を国立歴史公園に指定する法案が、昨年の否決を経て24日までに再び米上下両院に相次いで提案された。支持者らは今回の成立に自信を示している。

 法案はニューメキシコ州ロスアラモス、ワシントン州ハンフォード、テネシー州オークリッジの原爆開発研究の現場施設を国立歴史公園とする内容。前回の法案は下院で審議を簡略化する手続きにより採決したところ、賛成が同手続きの場合に必要な3分の2に達しなかったものの、半数は超えた。

 今回の提案者の一人でワシントン州のキャントウェル上院議員(民主党)は「(指定は)施設の保存を確実にするとともに観光の経済効果をもたらす」としている。推進派の「原子力遺産財団」は法案可決を「楽観視している」とした。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る