ベルリンの壁を新たに撤去 マンション建設で業者
- 2013年3月27日
- 世界のニュース
【共同】東西ドイツ分断の象徴だった「ベルリンの壁」の一部が高層マンション建設のため撤去された問題で、建設業者は27日、新たに約4.8メートル分を取り外した。工事車両通行のための一時的な措置と説明しているが、壁の保存を求める市民団体は猛反発している。
壁が撤去されたのはシュプレー川沿いの「イースト・サイド・ギャラリー」。全長約1.3キロと現存する壁では最長。多くの絵が描かれていることで知られ、人気観光スポットになっている。1日に一部が撤去され、反対運動が活発化したことから工事が中断されていた。
この日は午前5時ごろに工事に着手。警官約250人が動員される中で壁を撤去した。1日の分と合わせ計約6メートルの壁が欠ける形となった。
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