尖閣周辺の環境調査強化 中国、国家海洋局が方針

 【共同】中国国家海洋局は中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島や南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)、西沙(同パラセル)、中沙の3諸島の周辺海域で環境調査を強化する方針を決めた。1日付の中国紙、中国海洋報が伝えた。

 1年間に少なくとも2回、海水や海洋生物の状態などを調べるとしている。尖閣周辺や南シナ海で中国船の活動が活発化しそうだ。

 国家海洋局は、尖閣周辺などの調査強化を明記した2013年の海洋環境調査の実施方針を既に関係部門に通知。実施方針には11年に山東省沖の渤海で起きた原油流出事故の影響調査を続けることなども盛り込まれた。

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