原子炉再稼働を表明 プルトニウム抽出可能に

 【共同】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の原子力総局報道官は2日、2007年の6カ国協議合意に基づき稼働を停止した寧辺の黒鉛減速炉(原子炉)を整備し、再稼働させると表明した。ウラン濃縮施設など寧辺にある他の核施設の稼働も明言した。経済建設と核開発を両立する新たな国家方針に基づく措置。

 減速炉の再稼働は、使用済み核燃料棒の再処理によるプルトニウム抽出と、それを使用した核兵器の増産につながる。核放棄に応じる意志がないことを重ねて示し、米国や韓国、日本への圧力を強める狙いがあるとみられる。

 減速炉は老朽化が進み、韓国の専門家からは再稼働は不可能との見方も出ている。減速炉の冷却塔は08年6月に爆破され、その後、別の専門家は復旧に時間がかかるとの見解を示していた。

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