北朝鮮に懸念表明か 中国外務次官

 【共同】新華社電によると、中国の張業遂外務次官は2日、朝鮮半島情勢の変化を注視しており、中国に駐在する関係国の使節に現在の事態に対する「重大な懸念」を表明したと述べた。新華社の取材に答えた。

 北朝鮮が6カ国協議の合意に基づき稼働を停止した寧辺の黒鉛減速炉(原子炉)を再稼働させると表明したことに対し、北朝鮮側に懸念を伝えたとみられる。

 張氏は「いかなる挑発的な言行にも、(朝鮮)半島の平和と安定を損なういかなる事柄にも反対する」と強調した上で、冷静さを保ち、情勢悪化につながる「危険な行動」を取らないよう関係各国に呼び掛けた。

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