痛みの不快感抑制 神経特定、北大院教授ら

 【共同】北海道大大学院の南雅文教授(薬理学)らのグループは、脳内で分泌されるペプチド(アミノ酸化合物)の働きを利用し、痛みによる不快感を抑えることにラットの実験で成功したと、3日付の米神経科学誌電子版に発表した。不快感を生んでいる脳内の「不快神経」の場所も突き止めた。

 南教授は「痛みによる不快感が引き金になることもあるうつ病の治療や、がん患者の痛みの緩和に応用できる可能性もある」と話している。

 南教授によると、実験では、ラットが不快な経験をした場所には近づかなくなる習性を利用。脳内で分泌される2種類のペプチドの働きを抑えたり促進したりすると、過去に痛み刺激を与えられて避けるはずの場所に長くとどまった。不快感が抑えられたとみられる。

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