黒鉛炉、半年で稼働可能 米専門家、再処理には数年

 【共同】北朝鮮の核開発に詳しい米物理学者ヘッカー元ロスアラモス国立研究所長は2日、北朝鮮が表明した寧辺の黒鉛減速炉(原子炉)再稼働について、半年から1年で可能になるとの分析を明らかにした。米メディアなどの取材に答えた。

 ただ、使用済み核燃料を取り出して再処理し、核兵器の原料となるプルトニウムを製造できるのは数年先になると指摘、「すぐに北朝鮮の核の脅威が増大するわけではない」と説明した。

 外交筋によると、黒鉛炉を撮影した最近の衛星写真の分析では、再稼働に向けた作業着手をうかがわせる兆候は確認されていないが、日米などが監視を強化している。

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