持ち味発揮、四死球ゼロ 岩隈が初登板で勝利

 【共同】手が出ないほどの球威はないが、打者はタイミングを外される。マリナーズの岩隈が動く速球を自在に操った。四死球ゼロと持ち味の制球力も健在で、今季初登板で勝利を手にした。

 2回に4番セスペデスにスライダーを中越えに運ばれた以外は、相手に二塁を踏ませなかった。6回までピンチはなく「自分でも丁寧な投球ができた」と納得の88球だ。

 昨季は中継ぎから始まり、首脳陣の信頼を得てシーズン途中から先発枠に入った。今季は開幕ローテーション入りし、チームの2戦目で見事な投球。「役割は果たせた。ことしは200回を投げたい」と話す。

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