ツツ元大主教が受賞 高額賞金のテンプルトン賞

 【共同】テンプルトン財団は4日、世界の精神・宗教界の発展に貢献した人に毎年贈られる「テンプルトン賞」の今年の受賞者に、南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離)撤廃運動の精神的指導者、デズモンド・ツツ元大主教を選んだと発表した。

 ツツ氏は1984年にノーベル平和賞を受賞。アパルトヘイト下での人権弾圧の実態を解明し、人種間の融和を図る「真実委員会」の委員長も務めた。

 テンプルトン賞の賞金は110万ポンド(約1億5000万円)。ツツ氏は「私を指導者として受け入れてくれた母国の素晴らしい人々に感謝し、彼らを代表して賞を受ける」とコメントした。

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