市場の鳥から感染か 「人から人は証拠なし」

 【共同】鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が相次いでいる事態を受け、中国国家衛生計画出産委員会と世界保健機関(WHO)は北京で8日、合同記者会見を開いた。WHO担当者は、上海の食材市場で売られていたハトから同型ウイルスが検出されたことを踏まえ、食用の生きた鳥から人に感染した可能性があるとの見方を示した。

 また「人から人への感染を示す証拠はない」と述べた。

 3月31日に同委員会がH7N9型感染を公表して以降、同委員会やWHOが北京で記者会見を行ったのは初めて。上海市など中国東部で死者6人を含む21人の感染が確認され、動揺が広がっており、情報公開に努めている姿勢をアピールした。

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