国連調査団受け入れ拒否 シリア、化学兵器疑惑で

 【共同】シリア外務省は8日、同国の内戦で化学兵器が使われた疑惑を調べる国連調査団の派遣準備が整ったとする潘基文事務総長の発表について、調査対象を特定したシリア政府の要請と異なり、全土が対象になりうると批判、現状での受け入れを拒否した。国営シリア・アラブ通信が伝えた。

 シリア政府は、反体制武装勢力が北部アレッポ郊外で3月19日に化学兵器を使ったと主張し、調査を要求した。しかし、潘事務総長は英国などの要請を受け、政府側による使用が疑われる事例も調査対象にする方針を示していた。

 外務省当局者は、フセイン政権下のイラクに対する大量破壊兵器の調査団が米国による侵略に道を開いたことを考えれば、今回の「策略」は受け入れられないと強調。当初の要請通りの調査団派遣なら国連に協力すると述べた。

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