「本職」でうれしいセーブ 感慨深げな藤川

 【共同】試合を締めた右腕を大歓声が包んだ。初の本拠地登板だったカブスの藤川が今季2セーブ目。抑えを任されてから初めてのセーブに「自分の人生にとって、すごく大きい」と感慨深げだった。

 試合開始時の気温約4度。9回も息が白い中でのマウンドだったが、プロ野球阪神時代から慣れ親しんだ「本職」での出番に「上半身裸でも投げられる」ほど興奮した。

 先頭打者を直球で見逃し三振とし、日本では25打数7安打だった青木との対戦。メジャーでさらに力を付けた相手を「胸を借りるくらいの選手」と表現した。微妙に投球フォームを変えて臨むほど警戒し、三ゴロに仕留めたかに見えたが、失策で一塁に生かした。

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