吹き上がる火炎と煙 ボストン

 【共同】アスリートと観客で混み合うマラソンコースのゴールに突然、激しい爆発音が響いた。建物近くから吹き上がる火炎と煙。15日、ボストン・マラソンの終点付近での爆発で多くの死傷者が発生し、日本人ランナーは「こんなことが」と衝撃を受けた。米メディアは現場で記録された映像を生々しく映し出した。

 現場付近は数キロにわたり封鎖され、ゴールできないランナーで一時混雑した。米テレビの映像によると、爆発の瞬間、爆風と白煙はコースにまで及び、倒れる参加者も。近くの歩道には血が点々と残された。沿道の柵と一緒に並んでいた各国の旗は倒れた。

 東京都から参加した山田市雄さん(67)は22回連続の出場。「10年に1度ぐらいの、ランナーにとって最高のコンディションで走れたのだが、こんな展開になり残念」と話した。

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