「今までない激しい揺れ」 住民、一時パニックに

 【共同】「今まで経験したことのない激しい揺れだった」。イラン南東部のパキスタンとの国境地帯で16日発生したマグニチュード(M)7.8の地震。揺れはイラン東部からパキスタン南部やインド北部にも達し、建物から避難しようとする住民らが一時パニックに陥った。

 パキスタン最大都市の南部カラチ中心部の銀行が入る建物の4階にいた女性銀行員アシアさんは、地元テレビの取材に「こんな大きな揺れは初めて。みんなが一斉に階段で下りようとして、なかなか出られず、すごく恐ろしかった」と青ざめた表情で語った。

 イランと国境を接するパキスタン南西部バルチスタン州の地元英字紙の記者は「イラン国境付近への電話がつながらず状況がつかめない。死傷者が出ているようだが確認できなくて困っている」と語った。

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