日本経済、1.6%成長 13年、金融緩和で上方修正
- 2013年4月17日
- 世界のニュース
【共同】国際通貨基金(IMF)は16日発表した世界経済見通しで、2013年の日本の実質国内総生産(GDP)成長率を前年比1.6%とし、1月時点から0.4ポイント引き上げた。日銀の大規模な金融緩和の押し上げ効果が出るとみているため。世界全体の予測は3.3%に下方修正した。
IMFは日本経済について、景気対策や円安、海外需要の拡大で13年を通じて上向き、14年も金融緩和効果で1.4%成長を確保すると分析。景気対策に伴う財政赤字の増額や、高い水準の債務残高を考えると「中期の赤字削減計画の策定が緊急課題だ」と警告した。
金融緩和の結果、円安が進み、通貨切り下げ競争の懸念が新興国で再燃していることに関しては「誇張されている」と一蹴した。中期的な経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)から評価すると、円相場は過小でも過大でもないとした。
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