土の放射性物質濃度9割減 愛媛大、福島で除染実験

 【共同】愛媛大の逸見彰男教授(応用化学)のチームが17日、石炭灰を原料にした超微細な穴を多数持つ物質を使い、福島県で土壌の放射性物質の濃度を9割程度減らす実験に成功したと発表した。

 逸見教授は「現在の除染方法では農業に重要な表土が失われ、大量の土の処理が必要になるが、こうした問題の解決につながる」としている。

 この物質は「NaP1型ゼオライト」で、石炭灰と塩化鉄に水酸化ナトリウムを加えて生成。0.36ナノメートル(ナノは10億分の1)の小さな隙間が多数あり、ほぼ同じ大きさのセシウム原子を吸着する性質と磁性を持っている。

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