発表の死者数、二転三転 工場火災、報道も混乱

 【共同】テキサス州ウェストの肥料工場で起きた爆発と火災は、発生直後から警察や地元自治体の発表する死傷者数が二転三転して情報が錯綜した。州司法省は発生から丸1日となる18日夕方になって「死者は出ているが、人数はまだ一切言えない」と言い始め、地元メディアの報道も混乱している。

 ウェストが人口約2800人とごく小規模のため、市当局に大事故に対応する能力が足りなかったほか、支援要員を派遣した関係機関との調整不足も背景にありそうだ。

 火災の直後に被害状況の把握が遅れたのは、ウェストの消防隊員の大半がボランティアで組織されていたことが関係しているとみられる。

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