母の影響でイスラム傾斜か 悪習恐れ働き掛けとWSJ

 【共同】22日付のウォールストリート・ジャーナルは、ボストン連続爆破テロの容疑者兄弟のうち、警察に射殺された兄のタメルラン・ツァルナエフ容疑者(26)は、息子が米国で麻薬、女遊び、飲酒といった悪習に染まることを心配する母親の働き掛けでイスラム教への傾斜を強めたと報じた。

 タメルラン容疑者は飲酒や喫煙のほか、得意だったボクシングもイスラム教に反しているとしてやめたという。

 同容疑者は19日、ボストン郊外で警察との銃撃戦で死亡する直前、ロシア南部ダゲスタン共和国に住む母ズベイダト・ツァルナエワさんに電話し「警察が撃ち始めた。追われている」と話し「ママ、愛している」と告げた。電話はその直後、通じなくなった。

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