中枢テロ後の対策に穴 米機関、情報共有せず

 【共同】ボストン連続爆破テロで、米当局が約1年半前、死亡したチェチェン系のタメルラン・ツァルナエフ容疑者(26)を監視リストに登録したにもかかわらず、出入国などの動向把握に失敗していたことが判明。2001年の中枢同時テロを教訓に強化されたはずの情報共有が徹底されていない実態が明らかになり始めた。

 米メディアによると、同容疑者は11年10月、ロシアから「テロをロシア国内で計画している可能性がある」と警戒を促された米中央情報局(CIA)の要請に基づき「国家テロ対策センター」の監視リスト「TIDE」に登録された。

 同センターは、各情報機関が中枢同時テロにつながる関連情報を事前につかみながら阻止できなかった反省を踏まえ、情報収集・分析の一元化を図るため04年に新設された機関。TIDEには国際テロ容疑者やその予備軍、支援者と見なされた約70万人の名前などが登録されているという。

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