主権回復式典 首相、沖縄配慮に腐心 知事側と式辞案調整

 【共同】サンフランシスコ講和条約発効から61年となる28日に開かれた主権回復式典。安倍晋三首相は、発効で米施政権下に置かれた沖縄が「屈辱の日」と反発していることを踏まえ、式辞で沖縄の「辛苦」の歴史を想起する必要性に言及するなど配慮に腐心。事前には水面下で仲井真弘多県知事側と式辞の文案を調整していた。だが、県民は抗議集会で怒りの声を上げ、保守層を意識した「安倍カラー」に彩られた式典には賛否が渦巻いた。

 ▽改憲機運

 式典で首相は、講和条約発効により主権を取り戻した意義を強調した上で「残酷な地上戦を経験し、おびただしい犠牲を出した沖縄の施政権は最も長く日本から離れたままだった」と指摘した。

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