買収額積み増さず ソフトバンクの孫社長

 【共同】ソフトバンクの孫正義社長は30日の記者会見で、携帯電話大手スプリント・ネクステルの買収計画に関し、買収額の積み増しなどの変更は「必要ない」と述べた。スプリントをめぐっては、衛星放送大手ディッシュ・ネットワークが対抗買収を提案している。

 ディッシュは買収額がソフトバンクを上回るとしているが、孫社長は「不完全で誤解を呼ぶ数値だ。(買収条件は)われわれが上回っている」と話した。米当局による審査も順調で、計画通り7月1日に買収が完了するとの認識を示した。

 孫社長は、ディッシュ提案の場合、買収完了の時期が2014年半ばと、ソフトバンク提案よりも約1年遅れると指摘。スプリントに違約金が発生することや買収時期が遅いことなどを勘案すると、スプリントの株主が受け取る実質的な対価は、ソフトバンクの方が高くなると説明した。

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