「労働英雄」の称号復活 ロシア「ソ連回帰」に懸念も

 【共同】ロシアのプーチン大統領は1日までに、旧ソ連時代に経済、芸術分野の功労者らに贈った「労働英雄」の称号を復活させ、第1号として同日、世界的指揮者ゲルギエフ氏や機械技師ら5人に称号などを授与した。

 大統領は最近、「備えよう、労働に防衛に」のスローガンの下、ソ連時代に行われた軍事教練的な内容を含む体育教育や、小中学校の制服を復活させる意向を示すなど、ソ連回帰的な政策で国民統合を図る姿勢を強めている。

 これに対し、都市部の中間層からは「全体主義的な価値観が戻ってくる」と懸念する声が上がっているが、大統領は1日、第2の都市サンクトペテルブルクで行った表彰式で「われわれは労働への敬意を取り戻し、国家を支える各種職業の権威を高めなければならない」と演説した。

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