黒人が初めて白人上回る 12年米大統領選の投票率

 【共同】米国勢調査局は8日、オバマ大統領が再選を果たした2012年大統領選で、黒人有権者の投票率は66.2%と、白人の64.1%を上回ったと発表した。米大統領選で黒人の投票率が白人を上回ったのは人種別の投票データの公表を始めた1968年以降で初めてという。

 黒人の大多数はオバマ氏に投票したとみられ、マイノリティー(少数派)支持が再選の原動力となったことがあらためて裏付けられた。12年に票を投じた黒人有権者は08年と比べ約170万人増加し顕著な伸びを記録した一方で、白人は約200万人減り、人種別で唯一減少した。ヒスパニック(中南米)系は140万人、アジア系も55万人増加した。

 12年の全体の投票率は61.8%と08年の前回選より1.8ポイント低下した。

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