若年のがん再現に成功 マウスのES細胞

 【共同】さまざまな種類の細胞に成長する可能性があるマウスの胚性幹細胞(ES細胞)から、若い年齢で発症する「胚細胞腫瘍」と呼ばれるがんを作ることに成功したと、国立成育医療研究センターと慶応大のチームが14日、米オンライン科学誌プロスワンに発表した。

 このがんは、精子や卵子のもとになる細胞の異常が原因とされ、精巣や卵巣のほか胸や頭などでも発症するが、詳しい仕組みは分かっていない。チームは、発がんの仕組みを解明し、診断や治療法の開発につなげたいとしている。

 チームは、ベータカテニンというタンパク質を作る遺伝子が働かないES細胞を作製。これをマウスの皮膚の下に移植すると、悪性の胚細胞腫瘍ができ、この遺伝子が正常に働かないことが原因の一つの可能性があると判断した。

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