TPP初交渉は数日 7月会合、15〜24日
- 2013年5月17日
- 世界のニュース
【共同】日本が初参加を目指す環太平洋連携協定(TPP)の7月の拡大交渉会合が15〜24日の日程で、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれる見通しとなった。マレーシア政府高官が17日、明らかにした。日本は米議会の承認が得られる7月24日ごろでなければ交渉入りが不可能で、会期延長を要請しているが、認められたとしても実質参加は数日にとどまる見込み。
日本はより多くの交渉日数を確保するため7月末までの開催を望んでいたが、退けられた形。本格的な交渉参加は9月の会合からとなる。TPP年内妥結の目標期限が迫る中、日本が農産品や自動車、保険といった懸案で立場を主張する期間が短くなり、「駆け込み参加」への懸念が一段と強まりそうだ。
この高官は、日本の事情は承知していると説明。その上で「10月のTPP基本合意の目標が迫っている。日本の要望に応じて会期を2、3日延長することはできるかもしれないが、交渉会合全体を後ろにずらすことは不可能だ」と言明した。
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