7月会合を1日延長決定 日本に配慮、交渉難航も TPPペルー会合が閉幕

 【共同】ペルーの首都リマで開かれていた環太平洋連携協定(TPP)の拡大交渉会合は24日、マレーシアで開催する次回会合の日程を7月15-25日とすることで正式合意し閉幕した。初参加となる日本に配慮する形で、日程を当初想定より1日延長した。

 日本が交渉に参加するには、7月23日にも米議会の手続きが終わるのを待つ必要がある。茂木敏充経済産業相は日本が参加できるのは23日午後からとの見方を示しており、出席は最大でも2日余りとなる。TPP交渉は年内妥結を目指し協議を加速させており、日本の出遅れは一層明確になった。

 本格参加が9月にも行われる会合からとなる日本はコメなど重要品目を関税撤廃の例外として扱うよう求める方針。短期間で交渉する必要があるが「聖域」の設定に強い懸念を示す国も多く、難航が予想される。

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