米郵政公社が破綻寸前 経営の抜本改革難しく

 【共同】米国の郵便事業を担う米郵政公社(USPS)が慢性的な赤字で破綻寸前に追い込まれている。電子メールの普及や景気低迷で郵便物の取扱量が激減。事業再編や人員整理で立て直しを目指すが、大規模なリストラには労働組合や議会が抵抗しており、経営の抜本改革は極めて難しい状況だ。

 USPSの2012年4〜6月期決算は、51億8500万ドル(約4000億円)の純損失。主力のファーストクラスメールを中心とした郵便取扱量の減少が収益を圧迫する構造が続き、手持ち資金も底を… 続きを読む

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