責任者の判断ミス調査へ 加速器事故、被ばく34人に

 【共同】加速器実験施設「J—PARC」(茨城県)の放射性物質漏れ事故で、原子力規制委員会の田中俊一委員長は29日、現場責任者の判断ミスがあったとして、経緯を詳しく調査するよう事務局の原子力規制庁に指示した。

 日本原子力研究開発機構は29日、新たに1人の被ばくを確認したと明らかにした。被ばく線量は0.1ミリシーベルト。被ばく確認は計34人になった。施設に出入りした55人の検査終了後、周辺にいた人で検査を希望する45人を調べた。

 この日の規制委の定例会合で事故に関し協議。委員から「専門家としてのモラルが欠如している」と批判が相次いだ。規制庁に対し、今回の施設と同じような事故が起きる恐れがある国内の加速器施設を調べ、事故防止策を取るよう求めた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る