シリア人権侵害で非難決議 国連理事会が採択
- 2013年5月29日
- 世界のニュース
【共同】国連人権理事会は29日、ジュネーブの国連欧州本部で、内戦が続くシリア情勢に関し緊急討議を行い、シリア政府による人権侵害を非難する決議を採択した。
特に、レバノン国境付近にあるクサイルでの内戦激化について協議。決議は「外国武装勢力のシリア軍への合流」に触れており、レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの介入を非難している。
緊急討議は、米国やシリアの隣国トルコが開催を提案。国連安全保障理事会の制裁議論はロシア、中国が反対姿勢を貫き、事態打開に結びついていない。アラブ諸国や米国には、人権理での議論を通じ、安保理や近くジュネーブで行われる見込みの国際会議での議論を有利に進めたい意向があるようだ。
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