大気汚染「危険」水準へ 煙害でシンガポール

 【共同】大気中の乾いた微粒子で視界が遮られる「煙霧」に見舞われているシンガポールで19日午後9時(日本時間同10時)、大気汚染を示す指数が「健康に極めて害がある」レベルとなり、現在の形で観測を始めてから過去最悪となった。「危険」とされる水準に近づいている。

 同日のシンガポールは全土がもやに覆われ、遠くの建物が見えにくくなった。マスクを着けて歩く人の姿も目立った。煙霧はマレーシアの南部などでも観測。インドネシア・スマトラ島で行われている野焼きなどの影響とみられる。

 シンガポールとマレーシアは、インドネシア政府に対し、直ちに有効な対策を取るよう求めている。

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