閣僚、首脳会合開催へ ボリビア機拒否で南米諸国
- 2013年7月3日
- 世界のニュース
【共同】米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者の搭乗を疑われ、ボリビアの反米左派モラレス大統領の専用機がフランスなどから領空通過を一時拒否された問題で、南米諸国連合(UNASUR)は3日、議長国ペルーの首都リマで4日に閣僚級会合を開くことを決めた。ロイター通信が伝えた。
首脳会合も近くボリビア中部コチャバンバで開く方針だが、日程は未定。元職員の亡命受け入れに前向きなボリビアやエクアドル政府が「モラレス氏の命が危険にさらされた。航空法違反で主権の侵害だ」と主張し、会合開催を求めていた。通過や着陸を拒絶したフランスやポルトガルを非難する意向だ。
オーストリア政府によると、ウィーンの空港に緊急着陸した専用機の中に政府職員が立ち入り、元職員の不在を確認したとされるが、ボリビアのサーベドラ国防相は3日、立ち入り検査は受けていないと表明した。真偽は不明だが、国防相も元職員は搭乗していなかったとしており、元職員は依然モスクワに滞在しているとみられている。
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