米緩和縮小がリスクに けん引役欠く世界経済

 【共同】国際通貨基金(IMF)は9日発表した経済見通しの改定で、米金融緩和の縮小が新興国経済に新たなリスクを引き起こすと警告した。有力なけん引役を欠く世界経済は見通しの下振れに歯止めがかからず、有効な手だてはなかなか見いだせない。

 IMFが2013年の世界見通しを下方修正するのは12年7月以来、5回連続。債務危機を受け財政引き締めが迫られたユーロ圏の景気後退の深刻化に加え、新興国経済が想定以上のペースで減速していることが背景にある。

 頼みの米国は住宅市場の好転や底堅い個人消費に支えられ、金融危機の後遺症から抜け出しつつある。しかし、景気回復期待に伴う金融緩和の縮小は、新興国からの資金引き揚げなど新たなリスクを招きかねない。

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